東山歯科クリニック  〜Information〜
横浜移転後、2度目の秋となりました。これからも身近な話題や、プライベートなことなど気ままに報告してみたいと思います。お暇な時にふらっと立ち寄っていただければ幸いです。
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アジアゾウに高い数量認知能力?
東大大学院総合文化研究科長谷川研究室入江尚子さんの研究によれば、アジアゾウに2つの足し算の結果(和)の大小判断をさせたところ、高い割合で正答し、優れた数量認知の能力を持つ可能性があることが明らかになりました。

数の大小判断は、霊長類を含むほとんどの種を対象にした実験で、数が大きくなったり差が小さくなると成績が落ちる傾向にありますが、アジアゾウでは数が大きくても、差が小さくても成績が落ちることがありませんでした。
入江さんは「ゾウがほかの動物とは違った特別の仕組みで数量を認識している可能性がある」とコメントしています。


難しい足し算ができるんだゾ〜


ゾウは古くから知能の高い動物であるといわれてきましたが、詳細な実験による検証はこれまでほとんどありませんでした。
実験は東京・上野動物園のメス「アーシャ」と京都市動物園のメス「美都」に昨夏から今年初めにかけて行われています。

2つのバケツを用意し、バケツの中は見えないように2m離れた場所に立たせ、好物のリンゴやミカンなどをそれぞれのバケツに、最初に1個から5個の範囲で入れるところを見せ、次いで両方に1個から5個の範囲で足して、どちらを選ぶかを見ました。例えば、左のバケツに3つ、右に2つ入れた後、左に2つ、右に5つ加えるといった具合です。

多いほうのバケツを選んだ場合を正答とし、9つのパターンを日やエサをそれぞれ変えて6回ずつテストしたところ、アーシャは87%、美都は69%の正答率でした。

一番数が小さい「1+2」と「1+4」では、6回のうちアーシャがすべて、美都が3回正答。
「3+2」と「5+2」では2頭とも6回中5回、両方の和が最大の「5+1」と「3+4」の比較でもアーシャが5回、美都が4回正答しました。

長谷川寿一東大教授(動物行動学)によれば「入江さんと動物園のスタッフの熱意と工夫で、ゾウの隠された能力を引き出すことができた。ゾウの数認知能力の高さは、野生状態でいつも互いに頭数を数えながら暮らしていることと関係していると考えられるのではないか」とコメントしています。

なお詳細は、9月19日から北海道大学で開かれる日本心理学会で報告するそうです。


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クォーク4個からなる新粒子発見
1960年代頃までは物質中の原子核を構成する陽子や中性子は根源の粒子であると考えられていました。
ところが宇宙線や加速器の実験などから、他の粒子がたくさんみつかるようになり、64年に米国の物理学者ゲルマンらが「陽子や中性子はクォークというもっと小さな粒子の組み合わせでできている」と提唱。
その後、数々の実験によって裏付けられてきました。

現在では、陽子や中性子の仲間はクォーク3個から構成され、パイ中間子やK中間子の仲間はクォークと反クォークの2個から構成されると考えられています。
クォークは単独では存在することができず、これまでに見つかった粒子は必ずクォークが2個あるいは3個の組み合わせとなっていました。

高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)などの国際共同研究グループ「Belle」は5日、自然界の物質を構成する基本粒子クォーク4個でできたとみられる、新しいタイプの3種類の粒子を発見したとして、米国で開催された高エネルギー物理学国際会議で発表しています。


研究グループは昨年、4個からなる可能性が高い別の粒子を見つけていますが、今回同様の発見が相次いだことで「クォーク4個でできた粒子という、物質の新しい存在形態がより確実になった」(共同代表の飯嶋徹名古屋大准教授)としています。

研究グループは、同機構の加速器で中間子の一種「B中間子」と「反B中間子」を計13億2000万個作って崩壊過程を詳しく解析しました。
このうち約400個が2種類の新種の粒子に壊れたことを確認、さらにほかの手法で別の1種類の粒子も発見しています。
なお、粒子が持つ質量や電荷から、3種類とも4個のクォークで構成されていると判断されました。

新しいタイプの3粒子はいずれも、1兆分の1秒のさらに1000億分の1の間に、別の中間子に崩壊したとしています。


Belle実験の最新の結果について(プレスリリース):http://www.kek.jp/ja/news/press/2008/BellePress13.html


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学習のしすぎは寿命を縮める?
長生きをしたければ利口であることは割に合わないし、バカでいるほうが幸せだ。ただし、あなたがハエであるならば――スイスのローザンヌ大学(University of Lausanne)が4日、こんな研究結果を発表しています。

Stupid flies live longer:http://news.yahoo.com/s/afp/20080604/sc_afp/switzerlandscienceanimal


同大のタデシュ・カヴェキ氏とヨエ・バーガー氏の2人の科学者によって"ハエの知能発達と寿命には逆相関が認められた"として、科学誌「Evolution」に発表されています。


研究チームは、スイス北西部のバーゼル(Basel)地方で採集されたハエを2つのグループに分けました。
片方のグループは自然な状態に放置しておき、もう片方は、特別な食べ物や経験で味や臭いを連想させるなどするパブロフの法則のもとで知的能力を引き上げる状態にしました。

これらの方法で30〜40世代を経たハエたちは、明らかに学習をし、条件をより長い間記憶するようになりました。


その一方で、何も手を加えなかった前者のハエの平均寿命は80〜85日(ハエの寿命は、通常50〜60日)と、後者の「かしこい」ハエよりも長生きすることが分かりました。

チームは、「ハエはかしこくなればなるほど寿命が短くなる」と結論。
その理由として「神経作用が高まると、そのぶん生命維持機能が弱まるのではないか」と推定しています。

また、ハエがほかの多くの動物同様に知的能力に関わる神経をほとんど発達させてこなかった理由も、これで説明できそうだとしています。


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肝硬変に画期的な治療薬
肝臓の細胞が線維化し治療が困難とされる肝硬変を、線維化を起こすタンパク質コラーゲンの生成を抑える薬を投与することで健康な状態に戻す実験に、札幌医大の新津洋司郎教授(臨床腫瘍学)らのグループがラットで成功し、31日付の米科学誌ネイチャーバイオテクノロジー(電子版)に発表しました。

論文要約: http://www.nature.com/nbt/journal/vaop/ncurrent/abs/nbt1396.html

早ければ年内にも米国で臨床試験を始める予定だそうです。
新津教授は「人に副作用が出ないかどうかの確認などが課題だが、5年以内に実用化したい」とコメントしています。

肝硬変は肝炎の慢性化などにより繰り返しダメージを受けることにより、コラーゲンが過剰に分泌されて繊維化が肝臓全体に広がって、やがて肝臓の表面がでこぼこと変貌してしまいます。
この状態になってしまうと元には戻らず、肝臓病の終末期の姿ともいわれ、ほとんどが肝がんに進行、日本では年に4万数千人が肝硬変と肝がんで死亡してます。

Yahoo! News:http://news.yahoo.com/s/nm/20080330/hl_nm/liver_japan_cirrhosis_dc


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ホルモンが知らせる春
春に生殖活動をする動物は、日が延びてくると甲状腺ホルモンが発達を促し、その体が繁殖準備完了の状態になることを名古屋大学の吉村崇准教授(農学)らのグループが鳥のウズラを使った実験で解明し、論文が英科学誌ネイチャーに発表されています。

Thyrotrophin in the pars tuberalis triggers photoperiodic response :http://www.nature.com/nature/journal/v452/n7185/full/nature06738.html

研究は宇都宮大や岐阜大などと共同で実施され、ウズラの飼育環境を光が当たる時間が短い冬の状態から、長い春の状態に移して日の長さを感じ取る器官がある脳の視床下部の変化を観察しています。

実験では日長条件の変化により、遺伝子活性化に2 つの波が生じることが分かりました。
この2 つの波はそれぞれ、長日に変えた初日の日の出から約14 時間後と、その約4 時間後に観察されており、チームの解析では春の状態になると視床下部の下にある下垂体隆起部という脳領域で、甲状腺刺激ホルモンの一種であるチロトロピンが分泌され、視床下部に伝わって生殖腺の発達を促す遺伝子を活性化させることが明らかになりました。

同ホルモンは脊椎動物の甲状腺に作用し、体温や代謝を抑制することが知られていますが、脳に対し繁殖行動の準備を始めるよう働きかける役割を持つことが分かったのは初めてのことです。

今回の研究は、日長の変化に応じて動物の季節繁殖を分子レベル制御する機構の解明に手がかりを与えたものと評価されており、
ネイチャー同号のNews & Viewsの中でも、この研究に関して京都大学の岡村均教授は、ウズラで得られた今回の研究成果が他の哺乳類にも適用できる可能性が高いとコメントしています。


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太陽系にそっくりな惑星系を発見
名古屋大と甲南大(神戸市)の研究チームは14日、太陽と木星、土星を縮小したような形の太陽系によく似た新たな惑星系を、両大などが参加する11カ国の国際共同観測ネットワークが発見したと発表しました。
成果は15日付の米科学誌サイエンスに掲載されています。


Depiction of the interaction of an excess electron with the hydrogen-bonded complex NH3

Discovery of a Jupiter/Saturn Analog with Gravitational Microlensing(Abstract):http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/319/5865/927



名古屋大の伊藤好孝教授(宇宙物理学)によれば今回の観測は、惑星の重力がレンズの役割を果たし、光が屈折して集まる現象を目印にして探索。
共同観測チームは各国の望遠鏡計11台を使って数千万個の星を数年間モニターし続け、2006年4月、惑星によるレンズ効果をとらえました。

その後の解析で、この惑星が太陽から5000光年先にあり、太陽と木星、土星を約半分にしたような太陽系の縮小版であることが分かりました。
この惑星系の恒星の質量は太陽の約半分で、2つの惑星の軌道も太陽に対する木星と土星の約半分でした。
恒星と2つの惑星の質量の比率も、太陽と木星、土星に近かったとのこと。


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日本列島地下にプレートの墓場
日本列島の下に沈み込む太平洋プレートやフィリピン海プレートのような「プレート(岩板)」は、やがて地下約550〜660kmに広がる“プレートの墓場”に行き着き、層をなしてたまり続けるとする新説を入舩徹男愛媛大教授(高圧地球科学)らがまとめ、14日付の英科学誌ネイチャーに発表しています。

Sound velocities of majorite garnet and the composition of the mantle transition region:
http://www.nature.com/nature/journal/v451/n7180/full/nature06551.html

高輝度光科学研究センター(SPring-8)プレスリリース:http://www.spring8.or.jp/ja/current_result/press_release/2008/080214

プレートはある程度たまると塊となってさらに深部の下部マントルに崩落、地表に大きな変動をもたらすとの説もあり、一昨年公開された映画「日本沈没」の題材になりましたが、入舩教授は「たまったプレートは安定で、日本沈没を招くような急激な崩落は起きないだろう」とコメントしています。

大型放射光施設

大型放射光施設スプリング8


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プロフィール

Author:Kiyoshi Higashiyama
1981年 東北歯大卒、歯科医師免許取得
      東京医歯大 第2口腔外科入局
1985年 健保川崎中央病院へ出向
      口腔外科医長
1991年 三浦市にて歯科診療所開設
2007年 横浜市中区に移転
・横浜市歯科医師会会員
・日本口腔外科学会会員

Hobby:猫にこだわる、元祖アキバ系(JA1DEY)。
日比谷高校在学中よりオーケストラに所属し、特に現代音楽には造詣が深い。
スキーは学生時代からアルペン競技をかじり、expertを自任。シーズン中は道央エリアを中心に活動する。