東山歯科クリニック  ~Information~
三浦での開業以来通算25年となりました。これからも身近な話題や、プライベートなことなど気ままに報告したいと思います。お暇な時にふらっと立ち寄っていただければ幸いです。
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交感神経が副交感神経に変身?
心不全状態となり、心臓がの血液を送り出す機能が低下した場合、心臓を刺激して働かせる役割を担う交感神経が、収縮力や心拍数を低下させる副交感神経に変化して、心臓の負担を軽減して延命させている、との研究結果を、慶応大学医学部再生医学教室の福田恵一教授と金沢英明助教(循環器内科)らが4日付の米医学誌Journal of Clinical Investigation(電子版)に発表しています。

Research Article :
Heart failure causes cholinergic transdifferentiation of cardiac sympathetic nerves via gp130-signaling cytokines in rodents


循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能および代謝といった私たちの体における不随意な機能の制御は、自律神経系によって恒常性が保たれています。
自律神経には興奮を促す交感神経と、安静に導く副交感神経が、車のブレーキとアクセルのように存在しています。
通常、バランスをとりながら血液循環を調節していますが、両者は全く別物で、役割が入れ替わることがあるとは一般には考えられていませんでした。


チームは人工的に心不全を起こさせたラットの心臓の交感神経を詳しく観察し、副交感神経由来の物質と、交感神経の機能転換を促し、副交感神経が働くために必要な因子が発現していることを発見しました。

そこで、この因子が生まれつき働かないマウスを作り、心不全の経過を観察したところ、このマウスは副交感神経が働かないため、40日以内に6割が心不全で死亡しました。
一方、正常な状態から心不全になったマウスは、40日時点では9割が生存し、60日後の生存率も欠損マウスの2倍でした。

このことから、心筋が心不全で傷つくと、交感神経の機能転換を促す因子が多く分泌され、それが交感神経の一部を副交感神経に変え、心臓を過労から守ることで生存期間を延ばしていることが推測されました。
また同様の現象が、死亡した人間の患者の心筋からも確かめられました。


マウスの神経束の断面
交感神経(赤)の一部が変化し副交感神経(緑)になったマウスの神経の束の断面


福田教授は「従来、別物と信じられてきた2種類の神経が予想外の機能分担をしていた。これまでの常識を覆す結果だ」とコメントしています。

心不全の患者には、心臓の収縮力を強くする薬を投与し続けるより働きを抑える薬を使ったほうが長期的に生存率が高いことが近年、経験的に分かってきましたが、今回の結果はそれを裏付けるものとして、慢性心不全患者の延命に向けた投薬治療など応用が期待されます。


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プロフィール

Kiyoshi Higashiyama

Author:Kiyoshi Higashiyama
1981年 東北歯大卒、歯科医師免許取得
      東京医歯大 第2口腔外科入局
1985年 健保川崎中央病院 口腔外科医長
1991年 三浦市にて歯科診療所開設
2007年 横浜市中区に移転
・横浜市歯科医師会会員
・日本口腔外科学会会員

Hobby:猫にこだわる、元祖アキバ系

星陵フィルハーモニー管弦楽団結成に参画、特に現代音楽には造詣が深い。

スキーは学生時代からアルペン競技をかじり、expertを自任。
シーズン中は道央エリアを中心に活動するが、ススキノでの目撃情報多数。

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