東山歯科クリニック  ~Information~
三浦での開業以来通算25年となりました。これからも身近な話題や、プライベートなことなど気ままに報告したいと思います。お暇な時にふらっと立ち寄っていただければ幸いです。
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歯の神経を再生
むし歯の治療で除去した歯の神経(歯髄)を再生させるため、親知らずなどから取り出した歯髄幹細胞を移植する臨床研究の実施が厚生労働省から認められたことが明らかになっています。


18日の同省科学技術部会で承認されたもので、愛知学院大学の中村洋歯内治療学教授のグループと、国立長寿医療研究センター(愛知県)の中島美砂子口腔機能再生研究室長のグループが共同で申請をしていました。


20歳以上55歳未満の患者5人を対象に治療効果を確かめるもので、歯髄再生の臨床研究は日本で初めての試みとなります。


歯髄幹細胞による再生治療


私たちの歯は体の中で一番硬い組織ですが、その中には歯髄があり、根管口と呼ばれる先端の小さな孔で顎の骨の中の神経や血管とつながっています。
この歯髄が、むし歯や外傷で、細菌の感染を受けたような場合には痛んだり、歯肉が腫れたりと苦しめられることとなります。

こうした時、 歯を抜くことなしに長い間機能させるために私たち歯科医は歯内療法(根管治療)と呼んで、歯髄の一部や全部を除去して歯を残すような治療を長年にわたり行ってきました。
しかし、歯根の形態は曲がっていたり枝分かれしていたりと複雑であることが多いため、歯内療法には職人技が必要とされ、中には達人を持ってしても予後が思わしくない症例が存在するのも事実です。
また歯科医にとっても、根の治療があまりにも長期にわたれば、患者さんから不信感を持たれるといった不安もあります。
残念ながら保険診療においてはこうした苦労が報われるような評価がされているとは到底思えないのが現状です。


手抜きとまでは言えませんが、時間的な制約から治療が不完全となり、後に根の先端に膿みがたまる根尖性歯周炎となって、結果として歯を失う場合もあり得ます。


歯髄は歯の再生に関与するばかりではなく、知覚によりむし歯の進行を抑え、硬いものを咬んで歯が破折する事を予防するほか、歯の成分を維持し強度を保ち、感染防御力も有しています。
歯髄を除去して詰め物をすれば痛みを感じなくなりますが、むし歯の再発に気付きにくくなる恐れがあります。
つまり歯髄は取らないに越したことはなく、歯の寿命を高めるためには、虫歯で欠けた歯質を速やかに大量に再生し歯髄を保存する必要があると言えます。


グループの研究内容は、抜歯した親知らず等の歯髄から採取した幹細胞を、約6週間培養して数を増やします。
その後同じ患者の歯に穴を開け、歯髄を除去したむし歯の中に幹細胞とともに再生を促す薬剤やコラーゲンを注入し、セメントなどで穴をふさぎ、歯髄を再生させようとするものです。

同センターの中島室長は「近く被験者を募集し、来年1月にも始めたい」とコメントしています。
なお同研究は、内閣府などが支援する全国で24課題が採択された「先端医療開発特区(スーパー特区)」に認定されています。


誤解の無いように補足しておけば、今回の治療法は歯の神経が炎症(歯髄炎)を起こしているものの比較的軽いむし歯が対象となり、欠損が大きい歯、根尖性歯周炎を起こしてるような症例においては難しいと考えられます。

画期的な試みではありますが、結果は症例の選び方にもよるものかと、今後の研究成果を見守りたいと思います。


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プロフィール

Kiyoshi Higashiyama

Author:Kiyoshi Higashiyama
1981年 東北歯大卒、歯科医師免許取得
      東京医歯大 第2口腔外科入局
1985年 健保川崎中央病院 口腔外科医長
1991年 三浦市にて歯科診療所開設
2007年 横浜市中区に移転
・横浜市歯科医師会会員
・日本口腔外科学会会員

Hobby:猫にこだわる、元祖アキバ系

星陵フィルハーモニー管弦楽団結成に参画、特に現代音楽には造詣が深い。

スキーは学生時代からアルペン競技をかじり、expertを自任。
シーズン中は道央エリアを中心に活動するが、ススキノでの目撃情報多数。

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